アレルギー性鼻炎/花粉症がひどく,鼻水や目のかゆみがひどいのだが,アレルギー性鼻炎/花粉症の薬は眠気をもよおすことが多いので,乗務に支障をきたすことがこわくて薬を服用できない,と。
内科医として,産業医として,パイロットの基準を参考にしてアドバイスを行なっております。
そのうえで患者さんの身体に合った薬剤を選択しています。
花粉症と運転と抗アレルギー薬を考える際の一つのやり方かもしれません。
航空身体検査,アレルギー疾患の項目の中に,以下のように具体的に記載されております。
・アレルギー性の諸症状が外用薬、内服薬(フェキソフェナジン又はロラタジンに限る。)又は減感作療法により抑制されている場合は、適合とする。
・フェキソフェナジン又はロラタジン以外の内服薬を使用する場合は、鎮静作用のない抗ヒスタミン薬(第二世代の抗ヒスタミン薬に限る。)又は抗アレルギー薬で、過去の使用経験により、眠気・集中力低下等の副作用がないことが指定医又は航空医学に精通している航空会社の産業医により確認されれば適合とする。
・ただし、フェキソフェナジン又はロラタジン以外の内服薬を服用後少なくとも通常投与間隔の2倍の時間は航空業務に従事してはならない。
この記載を参考に,外用薬はもちろんとして,内服薬としては,フェキソフェナジンか,ロラタジンをまず勧めることが多いです。
他の抗アレルギー薬では,薬剤の添付文書にも運転の際の眠気の注意事項の記載があり,乗務員の方に通常は勧めません。
フェキソフェナジン,ロラタジンは薬剤の一般名です。
ジェネリック(後発)医薬品は一般名で検索できます。
先発医薬品は下記の薬剤となります。
ロラタジンについては,最近新薬にてデスロラタジンが発売されています。
デスロラタジンはロラタジンの主要活性代謝物ですので,本件ではロラタジンと同様と考えても差し支えなさそうです。
新薬のビラノア(一般名 ビラスチン)の添付文書にも運転の際の眠気に関する注意の記載はなく,現時点ではパイロット以外の乗務員の方に使用することは有用かもしれません。
・一般名 フェキソフェナジン
先発医薬品 アレグラ(サノフィ)
・一般名 ロラタジン
先発医薬品 クラリチン(MSD,バイエル)
・一般名 デスロラタジン(ロラタジンの主要活性代謝物)
先発医薬品 デザレックス(キョーリン製薬)
・一般名 ビラスチン
先発医薬品 ビラノア(meiji,大鵬薬品)
・おくすり110番
内科医として,産業医として,パイロットの基準を参考にしてアドバイスを行なっております。
そのうえで患者さんの身体に合った薬剤を選択しています。
花粉症と運転と抗アレルギー薬を考える際の一つのやり方かもしれません。
航空身体検査,アレルギー疾患の項目の中に,以下のように具体的に記載されております。
・アレルギー性の諸症状が外用薬、内服薬(フェキソフェナジン又はロラタジンに限る。)又は減感作療法により抑制されている場合は、適合とする。
・フェキソフェナジン又はロラタジン以外の内服薬を使用する場合は、鎮静作用のない抗ヒスタミン薬(第二世代の抗ヒスタミン薬に限る。)又は抗アレルギー薬で、過去の使用経験により、眠気・集中力低下等の副作用がないことが指定医又は航空医学に精通している航空会社の産業医により確認されれば適合とする。
・ただし、フェキソフェナジン又はロラタジン以外の内服薬を服用後少なくとも通常投与間隔の2倍の時間は航空業務に従事してはならない。
この記載を参考に,外用薬はもちろんとして,内服薬としては,フェキソフェナジンか,ロラタジンをまず勧めることが多いです。
他の抗アレルギー薬では,薬剤の添付文書にも運転の際の眠気の注意事項の記載があり,乗務員の方に通常は勧めません。
フェキソフェナジン,ロラタジンは薬剤の一般名です。
ジェネリック(後発)医薬品は一般名で検索できます。
先発医薬品は下記の薬剤となります。
ロラタジンについては,最近新薬にてデスロラタジンが発売されています。
デスロラタジンはロラタジンの主要活性代謝物ですので,本件ではロラタジンと同様と考えても差し支えなさそうです。
新薬のビラノア(一般名 ビラスチン)の添付文書にも運転の際の眠気に関する注意の記載はなく,現時点ではパイロット以外の乗務員の方に使用することは有用かもしれません。
・一般名 フェキソフェナジン
先発医薬品 アレグラ(サノフィ)
・一般名 ロラタジン
先発医薬品 クラリチン(MSD,バイエル)
・一般名 デスロラタジン(ロラタジンの主要活性代謝物)
先発医薬品 デザレックス(キョーリン製薬)
・一般名 ビラスチン
先発医薬品 ビラノア(meiji,大鵬薬品)
・おくすり110番