今年も暑いですね。
暑さにより体調を崩してしまうことを昔からいろいろな言い方で表現します。
● 夏負け
● 暑気あたり
● 熱中症
● 夏バテ
暑気あたりもほぼ同様の意味です。
高温,多湿の環境のため体温の調節ができなくなり,様々な症状を伴うと熱中症という病気と診断されます。
夏バテは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状を指し,元々は夏の終わりから秋口にかけての時期に使われていた言葉ですが,最近では夏負けや暑気あたりと同様の時期に同じ意味で用いられることも増えてきました。
暑い今,みなさんが夏負けしているかどうか,セルフチェックしてみましょう。
6項目以上当てはまる方は要注意です。
①体温調節力の低下
②胃腸の消化機能の低下
③栄養のかたより
④睡眠不足
⑤過度の冷房による冷え
それぞれの原因について対策を考えてみましょう。
①体温調節力の低下への対策
体温調節が破綻し,様々な病的な症状を呈している状態の代表が熱中症です。
身体の体温調節機能が低下すると,体温は40℃を超えることもあり,最悪死亡することもありえます。熱中症については以前紹介した以下の記事が参考になります。もう1度ご確認ください。
「熱中症予防のために」
③栄養のかたより
胃腸の消化機能の低下と栄養のかたよりについては,セットで合わせて考えると良いでしょう。
暑いと,冷たい飲み物や食べ物だけを大量に摂取しがちです。
そのため胃腸の働きが弱まり,栄養のかたよりも生じます。
夏の暑い時こそ,タンパク質,ビタミン、ミネラル(電解質)をバランスよく摂ることが良いのです。
ビタミンの中でも特にビタミンB1が良いといわれています。豚肉や大豆に含まれています。
(ちなみにビタミンB1を含む食品と,にんにくを一緒に摂ると,ビタミンB1は安定し,吸収されやすくなります)
冷たい飲み物の過剰摂取をやめ,時々は温かい飲み物も摂るようにし,胃腸を冷やしすぎないようにしましょう。

睡眠不足の原因の多くは,夜の暑さにあります。
夜間の熱中症予防のためにはエアコンの適切な使用は欠かせません。
とはいえ,一晩中エアコンをつけっぱなしにすれば夏風邪の原因ともなりえますので要注意です。
寝床につく30分-1時間くらい前に寝室のエアコンをつけ,寝つく予定時刻から2-3時間で切れるようにタイマーをかけるというのも1つの方法です。
入浴はぬるめのお風呂に入りましょう。入浴のリラックス効果も期待できますが,それだけではありません。暑いと,ついシャワーで済ませがちですが,38~40℃のぬるめのお湯に20分ほどつかっていると,手足の血管がひらいて体温が下がりやすくなります。体温が下がると人間の身体には眠気が強くなる仕組みが備わっています。入浴は寝る1時間以上前までにすませておきましょう。入浴中は自律神経のうち交感神経を興奮させる作用があるからです。
良眠(眠りの質の良い睡眠)のためには,夕食は寝る2時間前までにしましょう。
「お腹が減って眠れない」と感じる方もおられるようですが,人間の身体の仕組みとして睡眠中には胃腸などの消化管も休めた方が良眠を得やすいのです。
寝酒と称してアルコールを睡眠薬代わりに飲用する方もおられます。習慣が身についてしまい「寝る前のアルコールなしでは寝つけない」と言われる方々も多数おられます。実はアルコールは睡眠を浅くするので,熟睡感を得るためには寝る前の飲酒はあまり良くないのです。「意外」と思われる方々も多いでしょう。アルコールではない別の入眠方法を探し,試してみることも良いことです。
TVやパソコン,スマホやタブレットの画面からの光は,睡眠や目覚めなど「体内時計」を調整する脳内の受容体を刺激し,脳を覚醒する方向へ向かわせます。寝る前の1-2時間はTVやパソコン,スマホやタブレットの電源を切りましょう。
⑤過度の冷房による冷え
いわゆる冷房病とかクーラー病といわれるものです。正式な病名ではありません。
エアコンのきいた事務室で長時間仕事をする事務系の女性に多いイメージです。
1日の時系列的に,いくつか対策を記載いたします。
胃腸の消化機能の低下を予防することにもつながります。
● 朝起きたらコップ1杯の白湯(さゆ)を飲みましょう。あたたかいお湯が身体を内側から温めます。
暑さにより体調を崩してしまうことを昔からいろいろな言い方で表現します。
● 夏負け
● 暑気あたり
● 熱中症
● 夏バテ
暑気あたりもほぼ同様の意味です。
高温,多湿の環境のため体温の調節ができなくなり,様々な症状を伴うと熱中症という病気と診断されます。
夏バテは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状を指し,元々は夏の終わりから秋口にかけての時期に使われていた言葉ですが,最近では夏負けや暑気あたりと同様の時期に同じ意味で用いられることも増えてきました。
暑い今,みなさんが夏負けしているかどうか,セルフチェックしてみましょう。
● 最近食欲が低下している
● 夜 寝苦しく 睡眠不足である
● ビールを飲む量がハンパじゃない
● 集中力 やる気が低下している
● 豚肉 レバーなどはあまり食べない
● 夏は入浴せず シャワーで済ませることが多い
● そうめんなど あっさりしたものばかり食べている
● 室内では常に冷房を効かせている
● 身体がだるい
● 夏は冷たいものばかりを食べたり飲んだりしている
● 日中は外で過ごすことが多い
● 野菜をあまり食べない6項目以上当てはまる方は要注意です。
①体温調節力の低下
②胃腸の消化機能の低下
③栄養のかたより
④睡眠不足
⑤過度の冷房による冷え
それぞれの原因について対策を考えてみましょう。
①体温調節力の低下への対策
体温調節が破綻し,様々な病的な症状を呈している状態の代表が熱中症です。
身体の体温調節機能が低下すると,体温は40℃を超えることもあり,最悪死亡することもありえます。熱中症については以前紹介した以下の記事が参考になります。もう1度ご確認ください。
「熱中症予防のために」
③栄養のかたより
胃腸の消化機能の低下と栄養のかたよりについては,セットで合わせて考えると良いでしょう。
暑いと,冷たい飲み物や食べ物だけを大量に摂取しがちです。
そのため胃腸の働きが弱まり,栄養のかたよりも生じます。
夏の暑い時こそ,タンパク質,ビタミン、ミネラル(電解質)をバランスよく摂ることが良いのです。
ビタミンの中でも特にビタミンB1が良いといわれています。豚肉や大豆に含まれています。
(ちなみにビタミンB1を含む食品と,にんにくを一緒に摂ると,ビタミンB1は安定し,吸収されやすくなります)
冷たい飲み物の過剰摂取をやめ,時々は温かい飲み物も摂るようにし,胃腸を冷やしすぎないようにしましょう。

④睡眠不足
夜間の熱中症予防のためにはエアコンの適切な使用は欠かせません。
とはいえ,一晩中エアコンをつけっぱなしにすれば夏風邪の原因ともなりえますので要注意です。
寝床につく30分-1時間くらい前に寝室のエアコンをつけ,寝つく予定時刻から2-3時間で切れるようにタイマーをかけるというのも1つの方法です。
入浴はぬるめのお風呂に入りましょう。入浴のリラックス効果も期待できますが,それだけではありません。暑いと,ついシャワーで済ませがちですが,38~40℃のぬるめのお湯に20分ほどつかっていると,手足の血管がひらいて体温が下がりやすくなります。体温が下がると人間の身体には眠気が強くなる仕組みが備わっています。入浴は寝る1時間以上前までにすませておきましょう。入浴中は自律神経のうち交感神経を興奮させる作用があるからです。
良眠(眠りの質の良い睡眠)のためには,夕食は寝る2時間前までにしましょう。
「お腹が減って眠れない」と感じる方もおられるようですが,人間の身体の仕組みとして睡眠中には胃腸などの消化管も休めた方が良眠を得やすいのです。
寝酒と称してアルコールを睡眠薬代わりに飲用する方もおられます。習慣が身についてしまい「寝る前のアルコールなしでは寝つけない」と言われる方々も多数おられます。実はアルコールは睡眠を浅くするので,熟睡感を得るためには寝る前の飲酒はあまり良くないのです。「意外」と思われる方々も多いでしょう。アルコールではない別の入眠方法を探し,試してみることも良いことです。
TVやパソコン,スマホやタブレットの画面からの光は,睡眠や目覚めなど「体内時計」を調整する脳内の受容体を刺激し,脳を覚醒する方向へ向かわせます。寝る前の1-2時間はTVやパソコン,スマホやタブレットの電源を切りましょう。
⑤過度の冷房による冷え
いわゆる冷房病とかクーラー病といわれるものです。正式な病名ではありません。
エアコンのきいた事務室で長時間仕事をする事務系の女性に多いイメージです。
1日の時系列的に,いくつか対策を記載いたします。
胃腸の消化機能の低下を予防することにもつながります。
● 朝起きたらコップ1杯の白湯(さゆ)を飲みましょう。あたたかいお湯が身体を内側から温めます。
【昼】
● 水分補給はこまめに,常温のものを飲用しましょう。
冷たいものばかり摂取すると内臓冷えの原因になります。
● 冷房の温度は外の気温に合わせて調整しましょう。
室内外の温度差が大きいほど身体が疲れてしまいます。
室内外の温度差や冷やし過ぎに注意しましょう。
● 水分補給はこまめに,常温のものを飲用しましょう。
冷たいものばかり摂取すると内臓冷えの原因になります。
● 冷房の温度は外の気温に合わせて調整しましょう。
室内外の温度差が大きいほど身体が疲れてしまいます。
室内外の温度差や冷やし過ぎに注意しましょう。
● お腹を温める
冷房や,冷たい飲食物のとり過ぎによる内臓冷えに注意。
肌に直接貼れる温熱シートを活用し,お腹を冷やさないようにするのも1つの方法です。
肌に直接貼れる温熱シートを活用し,お腹を冷やさないようにするのも1つの方法です。